借金があるなら貯蓄よりも返済を優先させる
貯蓄を効率的にしたい、という考えを持っている人であればあるほど陥りやすい落とし穴があって、それがローンと貯蓄の問題です。
ローンと貯蓄の割合に関する問題なのですが、ローンと貯蓄のどちらにお金をまわした方が将来的には得をするのかという部分が重要になってきます。
まず、ローンの支払いを控え目にして貯蓄をしていく場合ですが、この場合は銀行の金利がポイントになってきます。
試しに銀行の定期預金の金利を見てみると、比較的金利が高めに設定されているネット銀行であっても1％にも満たない額となっています。
つまり、現状において銀行の金利によって得られるメリットは少ないというわけですが、ローンについてはどうなのでしょうか。
ローンにも様々な金利が設定されていて、その金利を見てみると、定期預金の1％にも満たない金利をゆうに越えているものばかりなのです。
長期返済が必要なローンで代表的なものは住宅ローンですが、金利も定期預金よりも圧倒的に高く設定されていますし、購入額自体も大きいので、返済期間が長引けば長引くほど損をすることになります。
つまり、ローンと貯蓄の優先度をどちらにするかという問題については、答えは明白でローンの支払いを優先する方が将来的には圧倒的にメリットがあるのです。
繰り上げ返済ができるならしよう
定期的に繰り上げ返済をすることで、数十万単位でのお金の節約効果に繋がることもあるので、無理をして貯蓄をするくらいならば、無理をしてローン返済をした方が圧倒的にお得となります。
ローンの繰り上げ返済に使えるであろうお金を貯蓄にまわすことで、見た目てきにはお得に感じることができるかもしれませんが、内容としては決してお得なものではありませんので、貯蓄とローンを比べるならば、ローンを優先的に返済していきたいものです。
ローンにおいては、目先の貯蓄よりも将来的な貯蓄を踏まえての優先的な支払いが必要になってくるので、しっかりと支払い終えてから貯蓄を目指してはいかがでしょうか。